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ヘモグロビンa1cと血糖値の違い

 

 

ヘモグロビンa1cと血糖値は似ているようで異なる数値です。しかし一般の人から見ると、違いがわかりにくいように感じるかもしれません。ここではヘモグロビンa1cと血糖値の違いについてお話しましょう。

 

血糖値は誰でも食後に上昇

 

糖尿病は、血液中のブドウ糖の量が継続して多い状態の病気です。血糖値がずっと高い状態なら糖尿病の可能性がありますが、糖尿病ではなくても血糖値は上がることがあります。それは食事をした後です。血液検査で血糖の数値を測定するとき、事前に食事をしないように注意があります。食事をしてしまうと血糖値が上がってしまうため、糖尿病かどうかの診断がしづらくなるためです。

 

しかし中には検査前に食事をしてしまう人がいたり、空腹だと血糖値に異常がなくても食事をすると異常に数値が跳ね上がるという人もいます。そのようなことに左右されずに診断材料に使えるのがヘモグロビンa1cです。

 

ヘモグロビンa1cが便利な理由

 

そもそも、なぜヘモグロビンa1cが食事の量や食べたものの内容に左右されないのかといえば、赤血球の寿命に関係しています。ヘモグロビンが含まれる赤血球は約4ヶ月ターンで寿命となります。血糖が高い状態、つまり不要なブドウ糖とヘモグロビンが結びついてしまう状態が長く続けば続くほど、ヘモグロビンがブドウ糖と結びつく量も増えるのです。

 

4ヶ月の寿命のヘモグロビンの半分以上が1〜2ヶ月前のヘモグロビンだといいます。ということは測定したヘモグロビンa1cは大体1〜2ヶ月前の数値だと判断できるわけです。血糖値だけでは直前から現在の状態しか判断しにくいものの、ヘモグロビンa1cなら過去1〜2ヶ月にわたっての経過がわかるため、糖尿病の治療や診断に利用されるようになりました。